新聞

コンセプトをもつということ

新聞のよいところは自分が興味をもって探しに行かなくても向こうから勝手に情報がやってくるということかもしれない。 昨日の朝日新聞の増刷にスノーピークの山井さんが出ていた。独自の製品で、ゆっくりとアウトドアのブランドを築いた人だ。燕三条という日…

是枝裕和のインタビュー記事

この時間になってようやく朝刊を開く。同世代の是枝裕和のインタビューがおもしろい。時として自分の中に沸き起こる違和感のいくつかをわかりやすく人に伝えられるような言い方をしている。 このところの僕は、違和感、不快感のような喜怒哀楽とは少し違う表…

片面新聞

今朝の朝日新聞は、ほぼ片面。右か左のどっちかが全面広告になっている。何だこれは。

公共と価値基準

今日は、雨と風が強くなって、どうやら電車などは運休やら遅延がずいぶんとあったらしい。春から電車で通勤しているので、そのあたりが気になる。 一昨日の帰宅時に乗り合わせた、こちらもこの春から通学に電車を使うようになった女性の集団が、なかなか賑や…

いじめられている君へ

朝日新聞が得意のキャンペーンをしている。 いじめられている人の語りかけが続くが、いじめている君やいじめていた君からの発言はない。いつも、こういう事件のときに感じるディレンマだ。いじめられる側には、取り立てて根拠がなくても、いじめる側には、確…

ひとりごとの大きい人

昨日の朝日新聞オピニオン。平田オリザさんのインタビュー。 対話、会話、討論について、人に説明する時にわかりやすい表現をしていたので、メモ書き。 今は、ひとりごとの時代になっているという指摘。ひとりごとの大きい人が勝つみたいなことになっている…

面白い野球のスコア

今朝の朝日新聞天声人語で、フランクリン・ルーズベルトが、一番面白い野球の試合を8対7と言った話が紹介され、天声人語氏は、6対5くらいがしまっているという。 こういうのはよく議論があるが、僕はこうかんがえている。 まず、5点打線という言い方があり、…

今朝の朝日新聞天声人語

今朝の天声人語で、上越の地滑りが取り上げられていた。 27年前の2月に起きた市振玉の木地区での地滑りが関連して記述されていた。 玉の木は、新潟県最西端の集落で、隣接する境川を超えると、そこは越中である。集落を分断する土砂が県境の難しさもあって救…

朝日新聞を読めない

震災以来、朝日新聞がちゃんと読めない。 記事の背後にある得体の知れない焦燥感みたいなものが、いや、それはある種朝日の正義感でもあるんだけれど、そういうのが濃いばかりのラーメンを出し、尊大な亭主がやっている繁盛店の居心地の悪さみたいにねっとり…

2番目のロマン

「動的平衡」の概念を提唱する福岡伸一。朝日新聞紙上で「夏の基礎講座」と題して、大衆文化担当記者が少々難しい科学の知見をわかりやすく示そうという姑息な企画の1時間目「生命」としてインタビュー記事が掲載されている。 「動的平衡」という、生き物は…

辺野古移設

すでにニュースとしては普天間移設ではなく、辺野古移設となった感がある。社民党党首が更迭され、いよいよ政局に発展してきた。社民党切りは選挙での成算、あるいは、妥当な負けぶりを読み込んでのことだろう。 この問題で今朝の朝日新聞に、信じがたいコメ…

公務員なのに

新聞の投書欄は面倒くさいと思えることが多く、流し読みもいいところで、株式市況と共にほぼ読み飛ばす。こういうことを本気で書いている人はどんな人だろうと予想しながら、純粋な人もいるものだと感心したり、ここまで世事を自分のことのように心配するな…

にぎわい

地方紙というのはいろいろな言説が玉石混淆の如く混じり合っていて面白い。 広告まで含めると、この紙面に何かのポリシーだのイデオロギーだの、そこまでいかなくてもアジェンダみたいな(笑)そういうものがないのかと思えることがある。 サクラマスがヤマ…

おかしな記事だが

今朝、銀行の待ち時間に見た新聞にあった記事。本当なのかなと思わせるが、読み間違いかも知れない。何度読んでもそう読めるので、書いておこう。 自分の子どもの裸の写真を撮影して販売していた人たちのグループが捕まったというのだ。何家族かあって、2歳…

夕刊廃止

地元の新聞社が夕刊廃止を宣言した。今年中で終了だそうである。 県内25万部発行の地元大新聞社だが、記事は地元の話題で満載で公器として、広報の役割くらいは果たしているのだろうが、広く議論をおこすには少し物足りないこともある新聞。それでも、そう…

クマ襲撃

クマの事件につられていろいろなところでたくさんのコメントが出ている。 クマにあったらこうしろああしろなどと言うわけだが、無理っ!とにかく逃げる気にしかならなかった。滅多に襲わない、基本人から逃げるなど、クマが原則を守る保証がどこにある。犬だ…

大記録なのか

朝日新聞は1枚飛びにイチローが並んだ。 そんな記録のために野球やっているのか。 サイクルヒットと同じ、せいぜい語呂合わせの価値しかないぞ。 そもそもマリナーズがどうなっているのかさっぱりわからない。 こういう記録に注目されることで、野球のおもし…

走れメロス

山崎正和が朝日新聞で今回の衆議院選挙を総括するような文章を載せていて、山本七平の「空気」などを挙げて、この奇妙な高揚感で上がり下がりする様子についてうまく表現していた。それは読んでもらえばわかるのだが、ふと気になったのはポピュリズムである…

納棺師という職業

今朝の朝日新聞で、僧侶の方が納棺というのは家族が行うものだったと投稿しておられた。そのとおりなのだ。青木新門の「納棺夫日記」にもあそのあたりの経緯が書かれていて、講演でもそうした話を聞いた。実際、納棺のときには、ユガンといって家族が亡くな…

掲載されていた

どういう仕上がりになるのか楽しみだったが、その地方紙らしくなっていた。ま、そんなものだな。 選んだ本は、ありきたりものだが、ボクの仕事の感覚を失わないようなものになったろうと思う。 以前、ある会誌に書いたものが今日偶然目についたのだが、これ…

取材の面白さ

今日は、仕事上の要請で人を訪ねて取材した。おもしろいんだ、人の話を聞くのは。話すのも好きだが、聞くのはもっと好きだ。聞き上手ではないものの、人が使う言葉に感応している自分が嫌いではない。ゆえにプロレス好きなのだろう。 帰宅すると、1冊の本と…

クリーンカー

朝日新聞の「解く」という連載記事がある。いろいろなテーマを扱っているが、今は、クリーンカーについて描かれているが、なかなかおもしろい。 新世代の環境カーとしてハイブリッド車は小学生の教科書にも掲載されているが、正直なところ、実に無駄の多い仕…

投書にはつっこみたくないのだけど

おもしろいなあ。投書って。ブログよりも好き勝手書かれている。いや、そうじゃないな。どこまでも本気でなおかつ奇妙な言い種がおもしろさを引き立てている。地方版もおもしろいのだが、全国紙でもときどき奇妙なものがあって、今朝の朝日新聞はいいものが…

陳腐化

ことばが陳腐化していないかと時々感じる。 小学校5年生の時から新聞だけは欠かさず読もうとしていたし、また、新聞に書いてある程度のことは何とか理解しておきたいと思い続けてきた。仕事でもそうだが、わりあいしっかりと話す必要があるときには、新聞で…

植草甚一のことを思い出していたんだ

朝日新聞で植草甚一の特集をしていた。 高平哲郎が「何一つとしてエキスパートではなかった」とコメントしていて、それはとてもおもしろいとおもった。実際、そうだろうと思わせるところもずいぶんあって、ジャズの話にしてもナット・ヘントフのライナーを翻…

宮崎県はどこだって、そんなのわからないけど

今朝の朝日新聞朝刊。高校生、大学生に都道府県の位置について知っているかの調査。宮崎県知事の認知度は高いのに、宮崎県の場所は特定できない。どげんかせんといかん。そういう記事である。でも、佐賀、長崎、福岡、熊本の境界だってよくわからないし、宮…

年寄りはおもしろい

あんまり読むことはないのだが、地元新聞の投書欄というのは年配の方の手慰みのような投稿が多くおもしろい。VOWネタとまではいかないが、それに近いものも少なくない。 KYなどという短縮ことばに憤っているお父さんが、「ことばにはTPOというものが…

デジャブ

妙なことを思い出した。 新聞の投書欄を読んでいたら、まるでボクが書いたような文に出会った。構成もよく似ていて、言い回しも近い。駄文を垂れ流したときのヨダレタイプの文章である。とりあえず、主張はあるのだがぼやきに近い展開で、少々ロジカルでラジ…

緑を守れ

毎朝新聞は欠かさない。Web2.0で新聞がなくなるという報道なんかもあったが、それはないだろう。新聞の有り難い機能は、自分が特に興味を寄せていない項目もちゃんと書かれていることだ。ネットでは興味の赴くままに情報を拾っていく。新聞の特徴とは違うの…

マス

朝日新聞朝刊天声人語で北大路魯山人の逸話が書かれていた。 魯山人は、鱒と鮭は見かけはよく似ているが、味の方が鱒が断然良いといった内容を紹介して、魚に別種の稚魚を生ませる研究の話が書かれていた。ニジマスとヤマメの間で行われた実験の成功で、サバ…