寄藤文平さんの本

デザインの本やらイラストの本など自分には無縁とおもっていたのだが、実は、文字も絵も表現という枠組みの中で扱わないわけにはいかないとも思えて、時々立ち読みする。 数年前からイラストを描く仕事も入ってきて、商売がかっていないことが売りなので作為…

日本一周3016湯

買い物のついでに紀伊国屋に寄る。経済的な事情もあって本屋な危険なのであまり立ち寄らないことにしているのだが、とりわけ、紀伊国屋のような本屋は剣呑極まりない。際限なく欲しい本が現れて、諦めるということしか残らない。日本一周3016湯 (幻冬舎新書)…

デレク・ベイリーの評伝

朝日新聞の書評欄で早稲田大学の佐々木敦が取り上げている。デレク・ベイリー…インプロヴィゼーションの物語作者: ベン・ワトソン,木幡和枝出版社/メーカー: 工作舎発売日: 2014/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る名前を聞くのも久し…

民が勃つ

横浜事件といえば、戦時中横浜特高が主導した思想弾圧の冤罪事件。横浜事件と呼ばれているが、いくつかの出来事が連なったものだ。出来事の大きな流れの一つは、国際政治学者、細川嘉六が「改造」に発表した論文で、それがもとでどうやら特高に目をつけられ…

神隠し

仕事が変わって可処分所得が大幅に減って、そのうえ、往復3時間半の長距離通勤となって本でも読もうかと思うけれど、新刊は高いし、何しろ往復で1冊読んでしまうのでとても財布が持たない。 それで本棚から本を取り出しては古い本を読んでいる。こういうとき…

平成お徒歩日記

目的地があって歩くのを移動。歩くことそのものを目的にするのを散歩。と、とりあえず分けてみた。15年くらい前に書かれたこの本が、まったくおもしろくないのは、前者を徒歩でやっているからだろう。 現在、町歩きはひとつのスタイルとして、それぞれが工夫…

三屋清左衛門残日録

日残りて昏るるに未だ遠し。 隠居した清左衛門が隠居日記に託した思いである。 通勤の長い時間をやり過ごすために、新しい本ばかり買っていてはもたないので、本棚の古い本を引っ張り出して読んでいる。ずっと以前に買った本ばかりだが、中でも、藤沢周平は…

ハァちゃん、その後

ハァちゃんが秘密基地のことで校長先生に呼ばれていった頃、学級のみんなは帰宅しなさいという担任の先生の指示を聞かず、ハァちゃんたちを心配して待っていてくれた。 その様子からハァちゃんは、みんなから受け入れられている自分を感じて感激する。 ハァ…

泣き虫ハァちゃん

河合隼雄は、ユング心理学の臨床心理学者であることは知っているし、文化庁長官として、「文化力(チカラ)」を合言葉によい仕事をした人だということ。そして、大変に平易でわかりやすく奥の深い文章を書く人だということは知っていたが、これまで本を手に…

本を売るのに解禁とは

どんなに素晴らしい作家であっても、本の売り出しがイベントになるのは解せない。本の価値を高めるためになるとは到底思えない。なぜ、深夜でなければならないのか。おかしな商売である。 彼女は、だから、○○賞もらえないのよという。 そうかもしれないな。…

大きな書店に行くとおもしろい本が見つかる

本屋は大好きです。 あまり、好きなものだから、なるべく行かないように努めています。散財が激しいのです。そうでなくても、立ち読みが体に負担をかけてしまうのです。 最近は、座って拾い読みできる本屋もありますが、あれはいけません。狭い書棚の間で他…

9月の購読本

9月は本を買わなかった。 何を我慢できるといって、本を読むのを堪えきれないが、買うのは堪えられる。 コンビニで購入した500円本一冊。スパゲッティの本出版社/メーカー: エイ出版社発売日: 2012/07/02メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブロ…

8月の購入本

僕の場合、買った本は、読んだ本。 今月は、出張の時に買った本だけでした。陰陽師―天鼓ノ巻 (文春文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/07/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る陰陽師(夜光杯ノ巻) (文…

文豪たちの釣旅

文豪たちの釣旅/大岡玲ジャンル: 本・雑誌・コミック > その他ショップ: bookfan 1号店 楽天市場店価格: 1,234円 釣りなどという道楽をモチーフに文学をしようということがすでに行きすぎなのに、釣りを描いた文章を追いかけつつ釣りに興じて、そのことをブ…

文豪たちの釣旅

明日の県外出張に間に合った。 ようやく購入。 地元の本屋で買うのも大切と、そうしました。文豪たちの釣旅/大岡玲ジャンル: 本・雑誌・コミック > その他ショップ: bookfan 1号店 楽天市場店価格: 1,234円文豪たちの釣旅 (フライの雑誌社新書)作者: 大岡玲…

表記辞典

仕事用に表記辞典を購入。 前のは常用漢字改定の前のバージョン。自分で修正して使っていたけれど、さすがに追いつかないことも出てきて、購入。値上がりしていたが、まあ、しゃあない。 物書きの鉄板というところ。用字用語 新表記辞典(新訂四版)作者: 加藤…

湯女の魂

泉鏡花の妖しい話は今もお気に入りである。 金沢を訪ねても、室生犀星よりは、泉鏡花の心を湧き立たせたはずのものにときめく。 湯女の魂という作品は、実在の地名が出てくる。ボクの町なのだ。なのにしっかりと読んだことがなかった。青空文庫にあって、こ…

iPad本

こういう類の使い方本は買わないのに、さすがに何にもマニュアルがないので衝撃を受けて一番安いのを買ってしまった。 ユーザフレンドリーと見るか、不親切と見るか。 あんた方は余計なこと考えなくっていいんだよというのも、困りもの。

学校をつくろう

学校をつくろう!―子どもの心がはずむ空間作者: 工藤和美出版社/メーカー: TOTO出版発売日: 2004/07/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (14件) を見る地元で小学校の統合問題があって、木造の校舎をそのままで耐震補強するのか…

学校をつくろう!

工藤和美という人が福岡県博多小学校を設計建築したときのことを描いた本だが、例えば、学校を訪ねたとき、学校の先生方は壁面の装飾とか、掲示とかには興味があっても空間が作り出していく教育的な機能には案外無頓着じゃないのだろうかと思うことがあって…

ニッポンの嵐

小学校の授業参観があったので、図書館に行ってみると、ちゃんと置いてあった。隠している学校もあるというのに、ちゃんと配架されている。そうでなければ送った人の気持ちさえないがしろにするし、他の献本同様の扱いをしなければおかしいだろうと。 それで…

アルジャーノンに花束を

読んだ気でいたが、ちゃんと読んだのはどうやら初めてらしい。ディテールが相当にぶれていた。 昨日病院の診察だったので待ち時間に読み、夜までに読み終えた。 深い悲しみをまとった話で、おそらくはいくつかの傑作のひとつに必ず数え上げられるものだし、…

マンガは哲学する

マンガを読んでいたらバカになると、そんなわけのわからないことを今ドキいう 人もいないと思っていたけれど、学校の先生の中には「学習マンガならいい」とおっしゃる方もあると聞いた。多くの学習マンガのマンガとしての質の低さは噴飯ものだけどマンガにも…

サンジの左目

ワンピース再開。2年後に飛んでいる。 絵柄も変更。善し悪しという感じはする。冒険少年マンガの傑作が、少年の彩りを失うべきでないと思うからだ。 ナミは髪を伸ばしている。ちょっと女くさくなったのが気になる。少女っぽさ、少女特有の身勝手さがナミの…

藤沢周平

読む本がなくなって、本を買うにもしんどい状態が続いているので、本棚を探っている。 なんとなく、手に取るのが藤沢周平だ。藤沢周平の描く人間像は魅力がある。当たり前の人々の当たり前の生活なのだ。喜怒哀楽があり、妬みや羨望、愛欲、物欲、権勢欲など…

翼をもったお巡りさん

高校の大先輩の著書。翼を持ったお巡りさん―ヘリ救助にかける富山県警察航空隊の現場から作者: 谷口凱夫出版社/メーカー: 山と溪谷社発売日: 2005/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (3件) を見るこれも一気に読む。 とに…

高熱隧道

高熱隧道 (新潮文庫)作者: 吉村昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/07/29メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 40回この商品を含むブログ (41件) を見るよく知っていたのに読んでいなかった部類の本。 黒部峡谷の開発の歴史で欠かすことのできない奥地での…

滝山コミューン1974

昨日、読了。 党派制とか、集団とか、もっと平たくいえば、みんなそろってとか、一致団結とか、そういうものに違和感を感じてきたボク自身の感情の根っこが、もしかすると、小学生の体験だったかと思う。 幸いなことに、ある種の思想理念をたくましく実行で…

同世代の子ども時代を過ごしたはずだが

ドキュメンタリーで賞をとったものらしいが、よく認識していなかった。 柏原兵三の傑作に「長い道」というのがあって、それを読んだ藤子不二雄Aが「少年時代」というマンガを描き、映画も作った。別の土地の話なのに、あまりにも類似性があって、矢も楯もた…

雑誌を買わなくなったが

本当に久しぶりに本屋で立ち読み。 本も買わなくなったが、雑誌はもっと買わなくなった。 それでも、魅力的な雑誌はたくさんあって、スキーの雑誌でさえ、コンセプトの変化に興味が尽きない。 つまみ食いでも若い頃にはけっこう理解できたが、今は、じっくり…