中学生を叱る

荷物で通路を塞いでいる中学生を叱った。こいつら毎日なんだ。付属中学校の生徒らしく、どうやらそこそこ勉強ができることをご自慢のようだ。毎日ジャンクフーズを食べている。あの安っぽいソースの香りが車内に充満する。叱りつけると居直った。ボクは悪質な大人なので、来週も彼らの近くに座ってしまおう。
一体何なんだろう。
大声で、「あの高校に行っているバカ」なんていう言い方をしている。その高校の人も、そこを卒業した人もあるだろうに。同時に、そういう心情を彼らが有していることに、多くの人が悲しみを抱き、そして、彼らが社会的に勝利ししてくことを切なく感じている。
去り際に小さな声で何か言ったようだ。聞こえなかった。