学校の怪談

何でも学年PTAとかをやるんだそうで、昔はそんなことまでなかったよなあと思いつつ、リハーサルというのかロケハンをやるので付き合って欲しいとある学校の夜を歩いた。
夜の学校ってのは気味がよくない。
もともと学校って人によってできているのに、子どもがいなくなった途端にそこらの気配が一変してしまうのだ。何かうまいバランスで成り立っていて、そのバランスが崩れた感じがある。
企画する人たちはやけに熱心で、いろんな技を考えている。ナイトショットで撮影した画像をプロジェクターで投影すると、ホラー映画みたいになる。なるほど、こうやって撮影するんだなとさえ思わせた。
学校の階段がやけに急で、階段仕掛けは断念。
ふと屋上を見上げたとき、そこに人が立っていたら怖いよねなんて提案したが却下。そら、そうだ。怖いより、危ない。
どんどん百物語的に怖くなってきて、11時少し前退却。家に帰ってからもそのざわざわ感は収まらない。変な夢をいっぱい見てしまった。
当日、ちゃんと誰か屋上にいたりしてね。