アルビレックス@美山

昼前から雨。それでも、アルビレックスの主催ゲームを見たくて糸魚川の美山球場へ。雨なのにけっこうな人出。アルビレックスが各球場にAEDの設置をすすめているミキトAEDプロジェクトというのがある。昨年、この球場で突然死した小学生がそのきっかけで、その子が地元にどうしてプロ球団がないのだろうと書いた手紙がBCリーグの設立のきっかけになったとも聞く。その美山球場である。しかも、対戦はサンダーバーズとくれば見ておかなくてはなるまい。そのうえ、ここは早稲田の校歌を作った相馬御風の出身地。雨を厭ってはいられまい。
雨の美山公園にはアルビレックス色ののぼりが並び、さすがにJで先行してきた新潟だけのことはある。高まるサポーターの雰囲気がよく現れている。出店もしっかりアルビレックス色で、銀たこやサーティーワンのアイス、ラーメン屋さんまである。晴れていたらベースボールパークの縁日みたいな感じだったのだろうなあ。プレイベントは佐渡おけさとか、おまんた囃子みたいな踊り。これも新潟らしさなのだろう。
試合開始に先立ってチアリーダーがでてくる。なかなか色っぽい格好で踊るが、アルビレックスの場合には、チアリーダーもプロなのだ。寒さにもめげず、しっかり仕事をこなしている。そうか、さっき出店のテントにいた子たちだな。富山から来たおじさんたちが喜んでいるじゃないか。
国歌斉唱は糸魚川中学校の子どもたち。下手くそだがいいぞ。君らの声に合わせて、みんなが姿勢を正しているじゃないか。
さまざまな場面でプロ球団らしさを見せてもらった。
これで、BCリーグも3試合目。プレイの質は確実に上がっているが、やはり、試合が長くなる傾向は残っている。プロ野球との違いと、何か新しい感覚や雰囲気を醸し出すには、そのあたりにも気を遣って欲しいと思う。
写真は、ボールパークのごみをなくそうというキャンペーンを呼びかけるチアリーダー。Jではまったくお馴染みの光景だが、相変わらずスタンドで煙草をふかす人もいる。野球のそうした体質をボクはかなり嫌悪している。アルビレックスが何かを変えるように、ボクは思い、信じ、願っている。