クレヨンしんちゃんって誤解されているよね

毎年、PTAの全国組織のアンケートで上位に君臨し、保育所では見せたくない番組の筆頭にあげられるしんちゃんだが、今朝、特番だったので姪といっしょに観ていた。映画版もそうだが、少し長いお話ではなかなかよく作られていて、今回も「シロ」が実はセクシー魔女のおばあさんに優しくしたことで魔法の力でしんちゃんのお兄ちゃんになるというお話である。特にどうという問題のないものなのだが、強いて挙げると、しんちゃんがお尻にフライイングディスクをはさんでお友達を追いかけ回すところや、魔法が解かれる呪文が「ちんちんかいかい」といささか下品であるということくらいである。それ以外は、それなりの感動ものなのだが、このところ、感動させまくりでないとうけないところがあって、日常的な風景で感動を巻き起こすのはとても無理だし、感動のない、驚天動地のない「サザエさん」や「笑点」、「水戸黄門」のように安心安全を売り物にしない限り、その境地からは離れられないらしい。
いや、それより、見せたくない番組を見ているわけがないので、見ていないで決めつけているのだろう。ロレックスの時計を自慢するときに多くの場合、その金額を話されるようなもので、実際、見た目の価値はわからず、金額で価値を判断するだけってことに似ている。