2本

腰が痛いので、家でDVDでもと思い、久しぶりに4本借りてきた。
ひと頃ビデオは1本100円だったが、今や240円。相当高い印象がある。
塚本晋也は「鉄男」の衝撃以降、人の心とからだの異形をよく表現する監督で、ボクの町で映画を撮ったこともあり、好きな監督のひとり。

六月の蛇 [DVD]

六月の蛇 [DVD]

神足祐司がいいですね。主演の黒沢あすかさんは野暮ったい女性と激しく情念をほとばしらせる姿を上手に演じています。ちょっと緑がかったモノクロ。
雨月物語 [VHS]

雨月物語 [VHS]

おかしいな。DVDもあるんだけど。
ヴェネチアで賞をパルムドール獲た名作。
おどろおどろしさは少ない。人が丹念に描かれている印象。
本当の怪異とは日常のごく脇にあるもので、それは実は人の内面から浮かび上がっているものなのだと、まあ、当たり前のことだけど、どーんとびっくりさせるだけのオカルトやホラーの陳腐さがはっきりと自覚できる。