紅白

特にどおってことはないんだけれど、宮崎駿映画音楽、つまり、久石譲の特集で、ナウシカラピュタと流れ、平原綾香の「君をのせて」に思わず、不覚にも感涙。
宮崎アニメと呼ばれる群像の中で、あれが最高傑作かもしれないな。飛び去っていくラピュタの庭に立つロボットの1シーンに、あらゆる哲学を詰め込んで、少年と少女は再び彼ら自身の道を歩き始める。結局、いつも同じラストシーンなんだけれど。アニメが少年のものだった時代の傑作とでもいおうか。もう、その頃、アニメは少年だけのものではなくなっていたけれど。
そういうのを少し若い世代が描くと、実は「ワンピース」になるとボクは思っている。