可能性がある限り

仕事で何を大切にしているかと言えば、可能性がある限りぎりぎりまでやっていくということだ。少しでも前に前に。押し込まれても前に前に。がむしゃらではなく、知恵を使い、研ぎすましたように切り込んでいくようなやり方。それがボクらしいやり方だろう。体力もなく、押し切るだけの迫力もない。なのに、欠点弱点をつきながらというわけではない。それはどうもまた気に入らない。正々堂々ではないのだが、相手の一番いいところを突き崩していこうとするスタイルなのだろう。
それで松坂よりも、上原が好きなのだ。勢いで押し切るよりも、堂々と一番危ない場所のすぐ横に投げきる。そういう仕事の仕方が好きだ。
でも、なかなかそういうわけにもいかず、毎日くたくた。
でも、体を起こす。立っている間は何かができるだろう。