ども、ありがっと

おくりびと」の話題でも持ち切りですが、アニメでいただいた方の「どうも、ありがとう。Mr.ロボット」はなかなかおもしろいコメントだった。サンキューとコングラテュエーションだらけのセレモニーは全くつまらない。滝田監督ももう少し何かきかせないと。笹野高史を日本に置いていったのが失敗だったな。
おくりびと」がきれいすぎると言った人があった。
映画とは見たものをリアルに再現するのではなく、見たものから見えるものをリアリティをもって再現するもので、絵画もそうだし、文学もそのようなもの。ドキュメンタリーじゃないんだから。ドキュメンタリーこそ、むしろ、そこのところを際立たせているんだけどね。ドキュメンタリーは難しいよ。見えるものから見えないものを描くんだから。
それから、納棺師が日本の伝統みたいな言い方をしている人があってこれもどうかと思う。もともと親族が行うものだったらしい(各地で習俗が違うよう)。青木真門さんだって最初からそうする気じゃなかったわけで。
それにしても、庄内の鶴岡、酒田。長年訪ねたいと思っていたが、ブーム便乗は嫌だが、ぜひゆっくりと訪ねたい。月山のふもとは何回か行ったんだが。仕事の都合でどこにも寄れず。ぜひ、山に雪が残る風景の間に。