シーサイドでスノーシュー

ちょっとした下見がてらシーサイドバレーで彼女とスノーシュー
行きがてら、おだじまへ。ざるを1枚いただく。

ジオパーク記念の鴨親子丼があるんだが、少し腹が満ちていたので、こっちにした。
細打ちできりりと引き締まり、薄口のつゆでさっといただく。亡くなった父が最後の遠出でぺろりと食べてしまった。二八で山芋を混ぜている。そのため、温かい方は山芋の風味が強く出る。これもまた妙味。
スキー場は、第3駐車場までいっぱい。しかし、ゲレンデに人は少ない。このところ、いつもこんな感じだ。
クワッドを降りて、中間のレストハウスを確認して、途中からいつも気になっているピステの跡を歩く。クワッドの下を横切って雨飾の方に向かっている圧雪車のあとだ。予想では、第5、6ゲレンデの方に出て、そこから山口の集落にでも向かうのかなと思っていた。
圧雪された、おそらく林道は歩きやすく、ここをクロカンで滑るとおもしろそうだなあなどと呑気にしていたら、やけに雪が降りしきってきて、そのうちに彼女が足に違和感。みると、スノーシューが壊れている。後ろ半分がなくなり、足下のプレートになっている樹脂が破壊されている。つま先だけのスノーシューである。そこまでヒールフリーにしなくても。

最近は何かすると必ずどこかが壊れる。道具立てがすっかり古くなっているのだ。
そのまま行って除雪された舗装道路に出ることにして応急的な措置をするが、なかなか道がどこにあるのかわからない。そこでショートカットを試みる。それ自体は実に気持ちがいいのだが、見通しが立たないので、彼女は不安がる。しばらく歩くと除雪された林道を見つけて、結局、ゲレンデに戻ることにする。
その間にもスノーシューは徐々に破壊され。右左とも踵の下には何もない。さぞ歩きにくいだろう。そのうえ、湿った雪でずいぶんつらくなってきた。
ゲレンデに戻ると視界が極端に落ちている。見晴らし荘*1のところからゲレンデに入り込むが、その先に、いつもポールバーンに使っているゲレンデに上部から入り込めるコースができている。登りがあるせいであまり人が入り込んでいないので、そこに向かうと、天然記念物の標識。見上げると大きな岩に食い込むように聳えている大きな杉。*2これまでこれほどのものに気付かなかった。岩には祠もある。神々しい。

そこからゲレンデを下る。
雪はほどよいが、旧式の巨大なスノーシューはグリップが悪く、なかなか歩きにくい。珍しく靴擦れしてしまった。もうそろそろ最近のものを手に入れないといけないようだ。
塩の道温泉に入って終了。滋賀県のスキー連盟が大会をやっているので、相当の混雑。廊下でワクシングしているクロカンの女子がいた。ちょっと手際が今ひとつで手伝ってあげたいと思ったが、おじさんの好意はセクハラになる。自重。でも、大会の合宿の雰囲気は懐かしいなあ。
スノーシューは修復不能。廃棄です。冬の野遊び探検隊からよくがんばってくれました。ありがとう。
シーサイドでは、奥のクロカンコースから白池に向かうスノーシューのツアーもできる様子。一度やってみよう。白池からの雨飾は実に秀麗である。

*1:営業していない様子

*2:杉之当の大杉