滝山コミューン1974

昨日、読了。
党派制とか、集団とか、もっと平たくいえば、みんなそろってとか、一致団結とか、そういうものに違和感を感じてきたボク自身の感情の根っこが、もしかすると、小学生の体験だったかと思う。
幸いなことに、ある種の思想理念をたくましく実行できるほどの果敢な覚悟と努力が当時の教師集団にはなかったせいなのか、何となく忌むほどの体験ではない。いや、何度か「裏切り者」と言われたな。何を裏切ったのか、今もって不明だが。
自分のふるまいの根拠を党派制の強いもので示すのは、インチキだと思う。それは今も強く感じていて、強い力でまとまろう、何かに向かっていこうとする動きには悉く猜疑心を向ける。
それもある意味、学校体験のなせる感性かもしれない。