Railways

久しぶりに大画面で映画を観た。
一畑電鉄が舞台の映画である。
25年前、新婚旅行で出雲大社から松江まで乗っている。鉄ちゃんではないのだが、父が鉄道に勤務していたせいか、いや、目の前に鉄道があるせいもあって、鉄道は好きだ。遠回りしてもいろいろな列車に乗りたいと思う方だ。
主人公の筒井は、同じ年。演ずる中井貴一もそうした年齢にある。自分はどんなつもりで生きているのだろうと、ずいぶんと振り返ってみた。
案外つまらない生き方をしているんだろう。本当にこんな事がやりたかったのかな、そう思うこともしばしばだ。野山を歩き回っているときはけっこう緊張感もあって充実した思いでいるものの、パソコンに向き合い、調整と運用をしきりに繰り返すときには、どうも自分が何者で何に向かってこんな風に仕事をしているのかわからなくなることがあるものの、それでも前に進むしかないと思える。
それでいいと思うほかに今はどうにもならない。
本仮屋ユイカは目の表情がいい。演技は棒立ちだけど。基本的に笑顔で演技する女優さんなのだろう。

RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]

RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]