じんじんまつり

黒部市のおまつり。
最近の子どもは「じんまつ」と短縮するらしい。敬称が抜け落ちている感じがある。中学生が制服で歩き回り、目障りで仕方がない。舟見のお祭りだと中学生も浴衣を着たりして、地元の風景に馴染んでいる。奇妙なのは高校生で、土曜日の夜に制服で歩いているのだ。まさかそんな生徒指導なんかをしている高校があろうとは思えないが、まあ、面倒がないし、警戒してもらえる分有利なこともあるのかなと勘ぐる。
どうだっていいんだけどね。
いつものどんどん焼きのお店に列がなく、1枚だけ買って食べ歩く。先生に叱られないかとびくびくする。食べ歩かなければ、自宅に持ち帰る以外になく、そんな縁日の食べ物など聞いたことがない。そもそも、自宅に帰ってまで味が残っている食べ物などありゃしない。刹那的なもので、そこに美学があるんだから。

半端な甘さと、奇妙に甘辛いソース。縁起物である。