セットアッパーとクローザー9人、そして、小橋
プロ野球NPBオールスター戦。落合のやることはおもしろくないわけじゃないけれど、センスがないなあ。ふだんから1イニングの人を9人ずらりと並べても、特に見所はなく、そもそもセットアッパーやクローザーがひりひりする場面で出てくるからおもしろいわけで、プロレス第1試合が小橋復帰戦ではダメだろう。第1試合から小橋が見られるという楽しみもあるのかもしれないが、横綱である。局面を違えてはいけない。権威とか、前例常識が嫌いなくせにこういうところは、どうも固執しているぞ。
9イニングを普通に投げきる投手が1イニングなら、あるいは、ワンポイントならという楽しみが以前はあった。それもオールスター戦の楽しみで、落合が思ったはずの公式戦ではないシチュエーションとは違うおもしろさがある。もうずいぶん昔になるけれど、イチローが投げたことがあった。しかも、松井のところで。それは、選手に失礼だと野村は激怒したとのこと。そういう期待感など、おまつりではない。あれですっかりイチロー嫌いになった。投げろと言われても断れよということだ。*1
パシフィックは、ダルビッシュ、和田、田中を打者一人で使うなんてのもいいんじゃないかな。斎藤使っている段階で、どうせそんなものなんだから。
実況の方も相変わらずおかしくて、ストレートだけの投球を真っ向勝負という。その投手の持ち味を出してこその楽しみなのに、旧軍の司令部みたいなことを言う。例えば、ティム・ウエイクフィールドがストレート「真っ向勝負」する姿を見たいのだろうか。
持ち味の切れの良いストレートをがんがん投げ込んできた浅尾にぶんぶん振り回していたはずのおかわりくんが、なぜか体が反応してライト前にうまく合わせてしまって苦笑いしていた。彼は自分の特徴をよく知っている。そういうのが、オールスターだろうと思うんだが、どんなものなんだろう。
やっぱり、公式戦がおもしろい。とはいえ、永源のトペのようなものも見たいと思うことはある。
でも、今日は、小橋復帰戦。生では見られないとはいえ、そわそわしている。実は、昨日もオールスターを途中でやめちゃってG+見て泣いていた。過去の小橋復帰戦をやっていたのだ。本当のことを言うと、小橋の姿もそうなのだが、高山の様子を見て、また、涙が出る。小橋、高山、秋山、そして、三沢。2度と還れない場所にあるものに感傷以上の気持ちを寄せていた。