糸魚川不動の滝

そばの琴ざわのある今井の集落を流れる虫川に「不動の滝」という看板を以前から見ていて、蕎麦屋のおだじまにも写真がある。ちょっと行ってみようと、車を走らせると、なかなか奥深くまで入り込んだ。
すでに集落に住む人もないような場所をさらに少し進んだところに、地面が底だけぽっかりと抜け落ちたような場所に、驚くほど立派な滝が2本。海底の堆積物が隆起した地形だそうで、ジオパークの一部になっている。
スケール感がすごい。木が大きく、見上げても視界に全部はいりきらない。トチノキクルミ、カツラなどの巨木がずーんと天を突いている。

思い切り引いた場所から撮影。人の大きさと比較して欲しい。相当に立派な滝だぞ、これは。

幻の大桂を彷彿とさせるカツラ。樹高があるのに35ミリでも全く入りきらない。
管理人さんに教えてもらった道を抜けると、はるかに峠を越えて青海の市街地へ。よくよく聞くと、虫川の道は、西回りと呼ばれた塩の道の一部だそうだ。ここから夏中へ抜けられるらしい。