レイソル、よくやった

クラブチームワールドカップの面白さは、トーナメント。一発勝負は何があるかわからない。タフな戦いだからこそのスリリングな時間を楽しめる。
レイソルはよくやった。面白かった。いつかもうひとつ上で日本のチームが戦う姿を見せてもらった。レッズもあそこにいたのになあ。
レイソルがトップカテゴリーに昇格したのは、1995年らしい。初勝利の富山陸上競技場のレイソルサイドにボクはいて、2階には副団長を名乗るおじさんが一人。懸命に応援しておられるので、いっしょになって手を叩いていた。寒い日で運動量が上がらず、シビアなな展開。向こう側でミューレルが触ったボールがゴールネットを揺らし、これが決勝点。記念すべきレイソルの勝利。
カレカが現れてミューレルといっしょにサポーター席に叫ぶ。拳をあげる。ボクもいっしょに手を叩き、カレカの名を呼ぶ。
副団長は、ヤクルトの応援団長みたいな人で、タイガースのハッピみたいのを着て、おいおい泣きながら周りの人にありがとうを連呼。みんなが握手を交わして、おじさん、何度も何度もピッチにバンザイを叫んでいる。
今日、あの人はどこにいるんだろう。あれから15年、jリーグはここまで来たんだな。