白馬五竜

夏に何回か小遠見山まで行ったことがあったので、今日は白馬五竜に行くことにした。遠見ゲレンデはまわりこんでいかないといけないので、十郎の湯のところから飯森ゲレンデに向かった。うまく駐車場にも滑り込んで、そうだなあ、中学生の頃以来の五竜で滑走。
もっとも飯森ゲレンデには、モスバーガーを食べに何回かきている。ここの正面バーンは、なかなか上手な人が集まる場所で、とんでもない滑りをときどき見ることもできて、なかなか刺激になる場所。でも、中心課題は、彼女の上達。僕なんかどんなに滑っていてもどこでも適当にやっつけているし、その程度で十分。
彼女の課題は、うち足へのしっかりとした加重。うち足の脚の付け根を折り込むことができるとずいぶん変わってくる。ここの緩斜面で練習して、天気が良くなったらアルプス平に上がろうと思っていた。予想通り雪が止み、青空が出てきた。ところが、風が強い。上部ゲレンデはリフトが全部止まってしまった。仕方がないので下のゲレンデで滑るが、遠見のメインバーンはとても調子がいいのだが、人が多い。どうも全体にリズムが良くなくて剣呑極まりない。滑り込むと激しい雷鳴のような音がして何かと思ったら僕に衝突しそうになった人のエッジの音だった。ぶつからずに済んだが、僕もその人も相当な速度だったようで、彼女はこれですっかり腰が引けた。こういう日はあんまり無理をしない方がいい。飯森ゲレンデの緩斜面でせっせと練習する。
わずかな時間の間にパトロールがひっきりなしに動く。衝突がそこかしこで起きている。桑原、桑原である。混んでいるスキー場はいくらもあるが、どうにも流れが良くない。いろんなことをしている人がいろんなところにいて、特に上手な人たちの講習がそこたに立ち止まっていて、これもまたリズムを狂わせている。前方がクリアになるまででないんだ。とっとといけよ、と思うが、そういうことをしに来ているんだから仕方がない。
長江健二が蟹汁を100円で売っているよと叫んでいるので、行ってみた。先着300名が、18分で終了したらしい。今季最タンとのこと。人も多いわけだ。
上に行くのはすっかり諦めて、さらに遠見の正面ゲレンデも一向に混雑が収まらないので、飯森の正面バーンに向かう。急斜面を滑ることは少ないのでどうかなと思ったが、午後から日差しが落ちてちょっと凍り付いている。そういうこともあって、結局、、見送り。寒さが激しくなった午後三時で終了。
だいぶ板に乗れるようになった。気持ちのいいターンがいくつかあって、それもかたいところにちゃんとフリクションを作れたあたりは少し満足。これ以上は、マテリアル的に少々きついかもしれない。彼女もすっかり上手になった。もうほんの少しでは上達すれば、あんまりいろいろ考えなくても良くなるだろう。ブレイクスルーは実は、板。一度レンタルでいいのを履いてみるときっと急激に上達すると思うな。