くまどー

妙高に行こうと決めて、くまどーにした。
小さい頃から新赤倉に入ることが多くて、実は、ほとんど行ったことがなかったんだ。数年前、次男と妙高高原リフト制覇をやろうと始めて行ってみると、これがなかなか練習にちょうどいい。
中斜面の練習というのは結構なことなんだが、本当にスキーが上手な人は緩斜面を実に合理的に滑り、自分から遠心力を作り、リバウンドを弾き出す。そういう手合いにぴったりの場所だ。
昨日、雪だったらしくゲレンデの状態も良好。快適に遊ぶ。
ヨーデルと丸山もちょっとからかって、昼間は、ヨーデル辛味噌ラーメン。辛いものにはすっかり弱くなって、汁が飲み干せなかった。隣のテラスで炭火焼のホルモンをやっていたので、あれでも良かったかな。
赤倉も方々のリフトが止まっている。3月になったこともあるのだろう。大好きな関見が動いていない。このゲレンデでちゃんと滑れると、自分がちょっと上手になった気分になるのだ。
くまどーで一番好きなユートピア*1閉鎖。カラマツとファミリーはリフトが動いていない。こっちは、たぶん当初から。
それでも、くまどーのラビットも好きなコースで、今年の豪雪でリフトがコースよりも低いところを動いている。全体に傾斜が穏やかになっているのも雪のせいだろう。
くまどーのすごさは、ボード率。たぶん、100人に97人がボード。どういうことかはわからないけれど、若い人と、懐かしいスキー技術のお年寄りが混在していて、時々、そのお年寄りの方が態度が悪い。ああ見えないように気を付けよう。
技術的には、ようやくスラロームカービングが切れるようになってきた。なかなか進歩である。彼女の方も、いい板を履かせると、かなりいける感じになっている。本人はいらないというだろうけれど、昨年も靴を買うと急に乗れるようになった。何かそうしてあげたい気持ちが出てくるのは、ホワイトデーか。まだ、1ヶ月は十分に楽しめるだろうから。
3時にはねて、赤倉荘で温泉に浸かる。新赤倉にはよく入ったが、赤倉の湯もいいなあ。湯の花と硫黄が気分を高めてくれる。湯の花が浮き、柔かいお湯にぼく一人だ。かなり、のんびり時間をかける。
赤倉荘の玄関にGSの板がずらり。関西の学生大会があるらしい。こういうのを履くとどうなんだろう。けっこう乗れるのか、それとも筋肉が耐え切れないか。うずうずする。自分が人並みにやれるのは、まったく、スキーだけなのだ。ここで、心や体が動かないようでは、老衰だろう。

*1:ユートピアの閉鎖は、3月9日解除。雪が多くて難儀していたらしい