示威行為

飛んできたら撃ち落とすと威勢の良さが目立つが、それにしても、北朝鮮人工衛星だから何があるかわからないとは言いながら、そんなに調子よくいくような配備なんだろうか。日露戦争の末期、もう攻めてがなくなって丘の稜線に一定間隔で兵隊を並べていかにもたくさんいるように見せたという話を思い出す。
一方は、国威発揚。一方は起きないことを前提にやれると豪語しているようにさえ思える。
北朝鮮の約束破りは当然指弾に値するが、どうにもプロパガンダが行き過ぎているように思えてしまうのは、日本のロケット打ち上げの際に使用済みの部品がどこに着弾しているかを僕らはよく知らないからだろう。ちゃんとそこらに落ちているかも、よく知らない。なのに、北朝鮮のものは弾道まで示して丁寧に解説される。
見えないことの気味悪さに、僕らは気づいてしまったからね。