面白い野球のスコア

今朝の朝日新聞天声人語で、フランクリン・ルーズベルトが、一番面白い野球の試合を8対7と言った話が紹介され、天声人語氏は、6対5くらいがしまっているという。
こういうのはよく議論があるが、僕はこうかんがえている。
まず、5点打線という言い方があり、それは迫力のある打線ということになっているので、5点取るというのは難儀なことだとわかる。一方で、防御率4点台の投手はそうどおってことない。ということは、5点取れば打線の勝ち。5対4なら、なかなか、攻めあったゲームということになる。
しかし、飛ばないボールというのか、正常な野球の玉になった結果、投手の防御率は、2点台が続出している。ということは、3点取れるとなかなかしんどいところを乗り切ったということ。普通、4回くらい打席が回るから、そのうち、クリーンナップが機能するのが3回。そのほかで点数が取れた分だけ上乗せ分になる。
一方、それでも防御率2点を切るのはなかなかの投手なので、2点に抑えればよくやったほう。普通は、6回2点なら大した投手だろう。
そういうバランスで考えると、クリーンナップが機能しつつ、投手はそこそこに抑えたと考えると、3対2が好ゲームの境目で、得点の上下で投手戦と打ち合いが分かれるところか。
8対1で勝っていたり、負けていたりする9回2アウトからソロホームランを打つ村田が、僕の野球の見方にそぐわないのは当たり前だ。それを書きたかっただけだったりして。
局面を動かすプレイのできる選手が好きだ。その意味では、堂林なんかには期待しているが、どういうものだろう。筒香はどうも左の村田になるんじゃないかと、期待している。