切ない

友人の通夜へ。
元同僚だが、それ以上の付き合いがあった。
通夜を終えてそのまま落語会へ。
打ち上げにも略礼服のまま参加。お寺の落語会だから、線香の香りはわかるまい。
師匠連中とお酒を飲んで、回った酔いに閉口しながら自宅に戻ると、妻と少し話をした。友人は、妻の後輩でもあって、通夜の法話で亡くなった人のために今夜は楽しい話をしてあげてくださいと言われたが、出てくるのは切ないことばばかり。小さくなって泣きたい気持ちでいっぱいだった。
さようなら。名前によく似た静かな顔だった。
どうしようかと思ったけれど、顔を見せてもらってよかった。
また、いつかいっしょに仕事がしたいと思っていたけれど、もう叶わないんだね。
ありがとう。勉強させてもらった。