大きな書店に行くとおもしろい本が見つかる

本屋は大好きです。
あまり、好きなものだから、なるべく行かないように努めています。散財が激しいのです。そうでなくても、立ち読みが体に負担をかけてしまうのです。
最近は、座って拾い読みできる本屋もありますが、あれはいけません。狭い書棚の間で他のお客に迷惑がかからぬように、その本のさわりを探し当てて品定めというのか、君ならうちにおいでというのを決定する営みだけは基本にしておきたいのです。
小さな書店でもよい流れを持っていて、店主とコミュニケーションできるようなものはありますが、大きな書店でコーナーを任されたのがあれもこれもと仕入れてそのまま棚に残ってしまった本や、こんなものを誰が買うんだろうと思えるような本が平積みになっていると、そやつの正体を暴きたくもなります。
昨日買ってきた画文集の愛読者カードは、平成20年までの有効期限。長いことここで待っていたんだね。ありがとう。
写真集とか、画帳にはそうした傾向があるようで、帯がささくれているようなものは、いよいよ楽しみです。古書店ならばさらに自宅に連れていけるのでしょうが、残念ながらそのような古書店はなくなってしまって、こうした愉しみも大きな書店だけになりました。
大きな街に出た時の、僕の一番の過ごし方です。よい珈琲と無線LANがついていれば、いよいよ有難い。iPadとカメラ、手帳を数種類抱えると、ちょっとした大荷物になりますが、本との出会いにはいずれもよきパートナーです。