戸隠スキー場

エリアに近づくにつれ、快晴。チロルの山並みのような岸壁を見せる戸隠スキー場で滑ることにした。実は、スキー場は初めて。途中に路上駐車しているのは、どうやらスノーシュー山スキー、クロカンらしい。それもいいなあと思いながら、戸隠の名物コース瑪瑙山を滑ってみたいということで、スキー場へ。
中社のすぐ裏から脇道に入る。駐車場はほぼいっぱい。何とかいれてもらえる。スキー場も暖かい。ぬかるみになっている。正面ゲレンデはなかなか上手な人がたくさんいて、うきうきする。上手な人の滑りを見ているだけでけっこう楽しい。
このスキー場は、志賀高原のような感じで、丘よりも少し高い頂がいくつかあって、そこから尾根や谷筋に伸びたコースでレイアウトされている。白馬のようなひと山がそのままスキー場というタイプと違って、広々として明るい感じが印象的。一番高い瑪瑙山は1700mを超えており、このエリアでは杉の原の三田原エリアに次ぐ高さ。その瑪瑙山にまず向かう。緩やかなクワッドが何とも優しい。山頂からは、白馬、妙高などの北信五岳、東側のよく名前を知らない山々が見事に広がる。白馬や火打の白さが印象的。
メノウコースは、メロウな尾根筋の斜面。十分な広さと適度な傾斜でカービング天国。クラブの人たちが時々一人ずつ滑っていて渋滞を引き起こす以外は、人の量も快適。
隣の岩戸コースの方も調子がいい。何しろ緩やかさがちょうどいいのだ。明るく、暖かく、雪面もよく食い込み、ノットワックスが効いている。ベンディングを使って大らかに滑る。
お昼ごはんにどうしてもうずら家に行きたくて、駐車場で中社までどのくらいかかるか聞いてみると、けっこう遠いという。相談すると、駐車場所キープしておいてあげるから行っておいでと促される。
板を脱いではしゃぐようにうずら家へ。幸いまだ行列はなく、早速にざるをいただく。そばももちろんだが、お店自体が気持ちいい。客あしらい5割という店主の心遣いが行き届いている。ここで修業した地元の草の子の消息を少し話して中社を参拝。
スキー場に戻って、今度はいろいろなコースを滑る。こぶの斜面に入り込んで難儀。怪無山からもいいコースが伸びていて、なかなかおもしろい。少しきつめの場所も人が少ないのでわりに気持ちよく滑れる。
このスキー場には5.5時間券というのがあって、本当はそれで良かったんだが、1日券をかってしまったので、4時ごろまで滑る気でゆっくりと楽しむ。
スキー場全体が垢抜けて、新しい施設も多い。特に、リフトが新しいわけではないはずなのに、よく整っていて気持ちがいい。スキー客が8割くらいで、池の平と逆転している。その分、古いファンもいるし、レーサーもいるし、技術系の人もいるし、クラブや講習も多い、そんな感じだ。
ヤナギランというところで休憩。コーヒーよりもノンアルコールビールが安い。頼んでみるとこれがやけに泡立ちがいい。標高のせいかな。ノンアルコールで泡がうまいと感じたのは初めてのこと。
そこらじゅうを散々滑る。膝の痛みは、ない。コンプレッションタイツが本当に有効に機能している。
午後4時20分、まだまだ明るいスキー場も残り時間が20分になったところで終了とした。さすがに、足が疲れている感じが出てきている。湿った雪にひっかけて怪我をしたくはない。潮時である。
近くに温泉もあるんだけど、妙高まで移動。苗名の湯に入る。ここは沸かし湯だが効能成分が豊富でよく温まる。時間的に激しく混んでいた。こっちにくると若い子が多いなあ。
帰途、新井ですき家
さすがに眠くなって、蓮台寺から彼女が運転。
いいスキー遊びでした。
明日は、棚山でクロカンの予定。
今日は素晴らしい景色でしたが、カメラを忘れた。岩戸ゲレンデからの景観は圧巻。日本離れしている。また、一度撮影に行きたいものです。