歩いて生活してみると

今日は、定期検診で病院の日だった。幸いコントロールが効いているということで、薬の量が半分になった。これでまた数ヶ月やってみる。
かかりつけの総合病院は歩いていける。ぶらぶら歩いて、適当に過ごして、また、ぶらぶら歩いてスーパーに立ち寄りいくらかの食材を買い込み、昼はパスタにした。
自分が通学で使っていた道を歩くと町並みの変化もそうだが、僕自身がでかくなっていることに気付く。ここで立ち小便したななど思い出していた。そこここに以前の町の風景が残っていて、今のうちにカメラに収めておこうと思ったが、それはまたこの次に。裏通りを歩きながら、人が生きている気配や匂いを感じた。
毎朝駅まで歩いて通勤。学校も役場も病院も、適当な大きさのスーパーも2軒あって、ドラッグストアもある。歩いても何となく暮らしていけるいい場所に住んでいるんだな。東京にだって朝8時に電車に乗ってしまえば、新幹線がない今だって11時ちょっと過ぎには東京駅にいるし、大宮なら10時30分過ぎたくらい。電車でお酒を飲みに行くことだってそんなに難しくない。銭湯がなくなったのは残念だし、専門店が少ないのは辛いとしても、こういう小さな暮らしをもっと慈しんでいかないといけないなと思った。
きっと、山頭火の旅日記を読んでいたせいだろう。小さなことにも心を揺さぶれるように感じ入っている。