墓の木クロカン

天気がよくなってきたので、どこか行きたいなと、クロカンで遊ぶことにした。先日、山の上で遊んだので、今日は、川原。黒部川右岸の公園を歩く。
積雪は少ない。今年は寒いが雪が降らない。雨になってしまうのだ。それでも昨晩の雪が20センチ。スキーならこのくらいあれば何とかなる。
この公園は、僕らの川遊びでよく使う場所。適当に散策路があって、広場もある。そのあたりを目的もなくぶらぶら滑る。いや、目的がぶらぶら滑ることなので、十分に叶っている。

天気は回復してきた。奥の方の山の木に雪がかかっている。枝の雪は日差しに負けてもう溶け落ちかかっている。まるで、3月の風景。こういう時には、2月にどーんと積もったりする。いや、根拠のない期待。
雪の中を無理やりに入り込んだクルマ。不法投棄かと思ったら鳥らしい。ここは、鳥の多い場所でもしられている。そういうところに僕は迷惑だな。釣り師の前を横切るカヌーのようなものだ。クルマの横で鍋をつついておられる。モツ煮か。そういう食事もいいものだな。
藪の中の道に入り込んで、コンビニで買ってきたむすびとパンを食べる。こういうところでは、風と光までいっしょに食べているように、身体の中にまで食べ物が染み通って行く。毎日、こうやっていたら、むすび2個だけで暮らしていけそうだ。
1時間ほど遊んで、宇奈月スノーパークに移動。クロカン板をちょっとキャンバーの緩いノーステップの細板に替えて遊ぶ。同じ靴で遊べるのは、なかなか豪儀な気持ちになる。スキー場では子どもたちのスキー教室をしていて、小さい頃、自分もそこで遊んだことを思い出した。林間を無理やりに滑っている少年たちを見て、子どもの感覚にはまだまだなれない格好付けた自分を発見。
地元遊びの楽しさよ。今日は堪能した。