わからないことがいくつもある

北陸新幹線金沢延伸開業まで半年になって、開業プレイベントがあちこちで始まっているにも関わらず、まだ、よくわからないことがいくつかある。観光はともかく、経済や流通もふくめた生活がどうなるのかが見えてこない。
列挙してみた。

  • 新幹線のダイヤがどうなるのか。現状の東京到着時刻を確保したうえで、具体的にどの程度の時間的余裕が生じるのか。電車に乗っている時間よりも、時刻である。
  • 金沢までに乗り入れが短縮される大阪、名古屋へのアクセスについて、現状と重ねて利便性がどれだけ確保されるのか。乗り換えが生じても乗り換え時間を含めて全体に短縮効果が出るのかどうか。これも、時刻の問題。現在、名古屋で最も遅いしらさぎに乗車すると富山に到着する時刻が新幹線でも運行な可能なのかどうか。すなわち、夜11時台に富山着の運行があるのかどうか。
  • 在来線について運行密度や運行に使われる電車はどうなのか。輸送密度をしばしば話題にしているものの、それだけに応じた列車では常に満員電車ということにもなる。電車の利便性と同時に快適性も考慮しなければ、電車の利用を選択しなくなる。それでなくても、北陸の人は歩いたり、立ったりしたがらない。
  • 在来線とJRの枝線の間の運行がどのように連携するのか。切符の販売や乗り継ぎではどのような約束ができるのか。例えば、枝線から三セク、そして、別三セクに乗り継ぎの料金が気になる。
  • ICカードの相互利用がかのうなのか、どうか。これは、今のところ、あいの風以外は採用しないと言い切っているので、あいの風の中だけの利用。JR枝線との間では面倒な動きが予想される。

などと書いているうちに、何にもはっきりしていないことにイライラしてきた。
どうしたものか。この説明責任は誰にあるんだろう。県民が待ち望んだという時代にどんな生活が生まれるのか。実は、来年春の旅行の計画さえはっきりできないのだ。