高校野球地方大会開幕

次男がプラカードを持って行進。こういうのもいい。
朝日新聞支局長のあいさつは、先日朝日新聞の「人」の連載で読んだ内容を焼き直した感じだが、いいものだった。「栄冠は君に輝く」の来歴である。しかし、今年もスタンドには歌がない。まったく、この都市は高校野球へのリスペクトがないのか。誰も負けていないこの場所で歌う大会歌の誇り高さをもっと感じて欲しいものだ。結局、おらがチーム、我が子だけなのかも知れない。少しがっかり。大声で歌いたいものだ。
明日がさっそく1回戦。皮切りの試合だ。いいゲームを期待したい。
3年間がんばってきたマネージャー4人組もこの大会が最後。記念にカメラを向けたが、こうやって女子高生にカメラを堂々と向けたことはないので、少々照れくさかった。が、堂々と向けないとそれはそれで問題も多いので結構なことであった。

西洋式毛針釣法用語

Osakaさんにからかわれたので、ちょっと考えてみたい。
よくフライフィッシングの用語を説明しているとカタカナばっかりでわからんと言われる。しかし、これを日本語に直すにはどうやら文化的な背景が違いすぎていよいよわからんようになる。

ライズ
水面での捕食
というように状態に置き換えるならわかりやすいが、エルクヘアーカディスやハーズイヤーニンフなどを説明しようとすると以下のような具合になる。
エルクヘアーカディス
北方大角鹿毛飛蛄
ハーズイヤーニンフ
野兎耳毛蜻蛉幼虫
こうまで無理矢理漢字にする必要はないのだが、鹿毛トビケラとか、野兎ニンフでもどうもそぐわない。完全に和名に転換できるほど文化的な融合は進んでいない。
日本在来のテンカラ鍼や鮎毛鍼では、多くは素材や色で言い表す。金黒とか、黒赤緑とかで、他に有名なパターンには「天の川」*1などのように固有名詞が付いていたが、これが製作者にさえ依存したものか、パターンの一般名かはよく知らない。
そう考えると、代表的な虫の名前に、ダン、スピナー、ニンフ、イマージャーといった捕食されている虫の状態を示してフライの名前にしているやり方はとてもフライフィッシング的と言えるし、さらに、色合いや素材で示しているものは、わかりやすさとして一般的なレベルにあると考えてもいいし、アダムスやソーヤーニンフのような特殊な固有名詞も、そのパターンの歴史を知れば愛着がわくし、パラシュートのような巻き方からくる形態の特徴も奥が深いし、シマザキ、イワイというようなカリスマが示すスタイルもまた、釣りのエンスーな雰囲気には合っているので、結論的には、慣れちゃったら違和感なしである。
ボクの別サイトではおもしろがっていろんな和名を付けていますが、トビケラの成虫を「飛蛄」、幼虫を「石蚕」と表記しています。これけっこう気に入っているんだなあ。
森のマヨヒガ「お気に入りフライ」
今見直したら、アダムス・スタンダード、アダムス・パラシュートをそれぞれ「安針標準」「安針落下傘」と書いてあった。いいじゃないか。

*1:小学生の頃、ボクらに買える加賀毛鍼はこれくらいであった。当時でも1本300円