ジャズ喫茶

ジャズ喫茶ってなかなかのぬかるみ。
昼からほの暗い室内にこもって、うまくもないコーヒーをちびりながらすすりつつ、揺さぶる音に身を委ねる。
空間にとけ込むように浮遊する身体が、そろそろとくたびれる頃、世間はようやく夕暮れを迎える。
でも、80年代のジャズ喫茶は少しあか抜けていたかもしれない。
DCに身をくるんだおしゃれな人たちに雑巾のような学生が紛れていた。