朝霧

猛烈に朝霧が立った。
おかげで電車が遅れていた。
これだけ深い霧は珍しい。
ブラッドベリの小説のようだ。
何というタイトルだったかな。
海竜がやってくる話だったと思うが、そうでなくても、ブラッドベリの小説には霧が似合う。
逆に、「火星年代記」では乾いた空気が敷き詰められて、風が止まっている感じが似合う。