阪神優勝

阪神優勝から2日間。
ボクは長島ファンで、長島のライバルであった村山、江夏を尊敬していたので、長島がいなくなった球界では阪神の贔屓であった。
あの応援、へこたれない魂。Jリーグの応援の伏線は確実に阪神にあった。
星野も大好きである。ナーバスで熱情家。あこがれの姿。
誕生日が同じこともある。明治も受けた。
20番も好きだし、スライダーも好きだった。
その阪神と星野が組んでいるのに、ボクはどうしてもこうも晴れないのだろう。
どうやら、これが星野の残り火に見えてしまうのだ。
それは、実は、長島がいないことから生じている対極のない展望のせいだとようやく気付いた。
阪神はよく戦った。しかし、何と戦ったのか。内なるものとの戦いであったようにしか見えないのだ。
星野の戦いは、外に向けて発散するような強い咆吼である。
チームの体質改善という、まるで破産管財人のような仕事は、実は似合わない。
日本シリーズは、王との対戦になるだろう。
初めて、星野の戦いができるのか。あるいは、すでに退路を見ているのか。
日本シリーズの別の興味になってきた。