電車

また、相当深く眠りこけた。
でも、今日は夢を見ていた。
仕事の夢ではなさそうだ。
以前、夢を見ながら、大きな声でプレゼンしていたそうである。
何かしゃべっているのではないかと心配している。
なりふりかまわぬ。寝てしまおうと決めたのは、通勤電車の3ヶ月目。
そうでなくては体がもたない。
白銀に輝いた山々や、緑の野のような田園風景も見ることなく、目を閉じてまどろんで、電車からはき出される。
そんな毎日に疲れないのは、おかしいことだろう。
以前は、自宅を出ると、美しい風景の変化に驚いた。
そういう通勤も懐かしい。
思えば、自転車、徒歩、スキーを使ったこともある。
歩ける距離でもない場所で働くのは、なかなかつらいことだと言うことだろう。