プロレスリング・ノア

4.25の小橋高山を放映していたが、プロレスラー同士の戦いというのはリアルなものだ。
現実にあるものをどこまでも丹念に描写したところで本物に近いリアリティが生まれるわけではない。
その意味において、PRIDEやMME、K-1といった格闘技はドキュメンタリーで、プロレスはブンガクだという気がした。からだの制約を超えて、精神との統一を果たした場所でのリアルファイト。馬場さんが「格闘技なんてのも全部プロレスのなかにあるんだよ」というのがよくわかった。小橋の表現に馬場さんもうれしかろう。
プロレスの力、小橋はそう表現した。
そこには、ボクが敬愛するブンガクがあった。
ブンガクは、少々大人でないと楽しめない。