soulslide

今年も、スキージャーナル別冊で「ソウルスライド」が出た。
年に1回とは寂しい。
スラローマー木村公宣と、キング・オブ・スキー荻原健司テレマークをしている。この頃は佐々木明もやっていたり、もともと松沢なんかはデモと両立させているし、他のカテゴリーとの境界がなくなりつつある。
それでもスキー誌には少しずつテレマークの記事も増えてきた。
アルペンに比べて」という説明の仕方や、「アルペンにも上達の効果がある」と媚びなくてはならないのがまだまだ、だが。
別の雑誌で、石橋仁が「テレマークは曖昧な道具」と書いていて、気に入った。
そうなのだ。滑るならアルペンの道具がいいだろうし、歩くならクロカン。どっちも、などという中途半端な欲望ではなく、曖昧な道具であることを楽しむ部分がある。フライフィッシングも最も漁から遠い釣り。スキーは雪の上で遊ぶもの。どれでもいいけど、歩けるものがいいや。フライは呼吸感ね、一番好きなのが。
いよいよ時雨れてきた。来週には、どこかに行けるか。