ジャムフィルムズS

大杉漣小雪の「ブラウス」というのが秀逸。望月六郎の原案らしい。
小雪という女性は、実に多彩な意味ありげな表情をもつ。素晴らしい女優になったものだ。振り向いたときの目の表情が多彩である。時間の経過を大杉漣との距離感を極めて繊細に描いている。演技ができる俳優の映像は奥深くていい。
あとは、「SUITS」って話の小西真奈美がいい。お嬢な役柄が多いのだが、実はけっこう悪どく打算的な女性が似合うと思っていた。MIT卒のキャバクラ嬢の役なのだが、映像のほとんどを湯上がりタオルで、きれいな手足を露出しているが、そこんところ、もう少しなんとかならなかったか。脱ぎ捨てられた黒い下着が実にフィットしていて、彼女が着けていたようにちゃんと見えるあたりが気持ちいいのだが、少し彼女のイメージを払拭しにくかったのか、事務所が文句でも付けたのか。

Jam Films S [DVD]

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