海のフライ

フライの雑誌63号に載っていたフライで挑むものに、食いにくるがくわえない。約3時間、釣れまくるサビキのアジを後目に打開策もない。寒くて下げ潮を前に退散。
まず、フライパターンに自信がもてない。ゆえに戦術を組みにくい。もう少しいろんなものを作ってみよう。サビキにしてしまうと釣れるんだが、そんな漁業はやりたくない。
いっしょの桟橋にいた人が、しきりに、アミエビの値段と漁獲量の損得を説いていて、隣では、ウマヅラがかからないのを「むかつくー」と叫ぶ、30半ばのヤンママ風女性。いろんな釣りがあっていいんだけど、あの人たちからすると一向に釣れる様子のないボクの釣りは不思議だったろうなあ。ある方は、「オキアミみたいに見えるんだけどねえ」と慰めてくださった。あれ、わかっているんだね、何をしているのか。
夕陽がきれいだった。西を向いて釣るのはいいものだ。