横田めぐみさん

横田めぐみさんのご両親夫妻の講演会に行って来た。
たくさんの人で、1500人以上いたはずだ。
来賓やら支援者やらの話も長かったが印象に残ったことが2つ。
まず、横田めぐみさんの小学校の校長先生。その小学校にはわずか数ヶ月の在籍のはずだから、この人も運命を背負ってしまった人の一人である。横田ご夫妻が街頭でチラシを配り呼びかけをしているのを見て(当時は、拉致とは思われていなかった)、いっしょに参加したという。
そして、横田夫妻。数ある参加者の中で、唯一、壇上の日の丸に挨拶をした。国とは何か、この国に生きることとはどんなことか考えさせられた。
昨日の夕方、実際に18歳の少年が拉致された現場に近いところで釣りをしていた。今日のこの集会を呼びかける放送が集落に流れる。雲が流れ、黒い海に港の灯りが光り出した。今日、その海岸にサルスベリを植樹したという。祈り。静かな海の音の向こうに、深い深い取り戻せない闇が眠っていると感じた。