初クロカン

たいてい最初のスキーはこんなもの。近所の学校のグラウンドで初クロカン。雨がときどき雪になるというこのあたりにつきものの天候。板は、モロトのカントリーステップ215センチ。ハーフエッジのノーワックステレマーク。いや、クロスカントリー板にハーフエッジと言った方がいいか。エッジが全体に通っていないのでどうも密着度が悪かったのか、錆が少し浮いたと思ったら、滑走中にエッジが脱落する。昨シーズンの最後のシャルマンがこの板でゲレンデの脇のブナ林で遊んでいたら2箇所外れて片足で滑ってきた。それから修復したもののテストする間もなくシーズンが終わってしまってテストのためにわざわざ立山まで持っていくこともなかろうとそのままにしておいた。先週エッジなどの調整を済ませて、今日がテスト。
ボクのスキーはこうして始まる。大体のロードマップは以下の通り。

  1. そこらのクロカン
  2. そこらのゲレンデ
  3. メインのゲレンデ
  4. ちょっと山の中のクロカン
  5. 激しいゲレンデやオフピステ
  6. 春のクロカン(河原が多いな)
  7. 春の山
  8. 残雪のクロカン
  9. 残雪の山

これに、スノーシューが適宜入り込む。
今回は、そこらのクロカンの端緒だが、滑り始めると、ああ、戻ってきた、戻ってきた。この感じ。雪を飛ぶのである。風になるのである。大げさだが、足がそう速くないボクにはこの感覚はスキーでしか味わえない。自分を超えていく速度感である。
と足下をみると、左内側エッジ脱落。ああ、これまで。後ろから外れている。
前後ろ、内外、右左と8箇所あるわけだが、これできっと一回りだな。接着剤の跡がない場所だ。
わずか、100mで終了。また、これも、らしくある。