WBC

いい展開だが、中断中。今から再開。
福留は松井の三冠王を阻止した人なんだからこういうところでしっかり仕事をするのは素晴らしいこと。
再開後は結局そのまま日本が逃げ切る。
途中、地元チューリップテレビの中継が途切れる。「一部の地域を除いてこのまま野球放送を続けさせていただきます」のアナウンスにもしやと感じたが、そのまま天気予報に。中段が災いしたかっこうだ。
すかさず他のチャンネルを探すと、やっているやっているJスポーツでESPNからの配信画像を使って中継している。藪田がランナーを背負って(いつもだけど)、大塚もきっちり一人出して(いつもだし)、ちゃんと完封。結果は日本圧勝。
この大会の仕組みだが、4勝3敗の日本が決勝進出。6勝1敗の韓国が準決勝敗退。少々皮肉な結果になったが、試合を壊さずに戦った日本のチーム力を評価してもいいだろう。3タテはよほど力に差がないとできないことで、実際そのとおりの結果になった。韓国の力が向上しているのは、今後楽しみでもある。
それにしても上原はすごい。投手はコントロールだと感じさせるが、それも、コーナーにきっちり投げ分けられる力はその中心にあると実感。決勝は松坂がメヒコ戦のようなぎゅんぎゅん唸る球を見せてくれるか。上原、松坂、渡辺とタイプが違っていてレベルが高い投手が揃うと毎試合楽しみでもある。これに左の和田を加えてみると、足りないのは左の速球投手か。
野手では、福留に期待をおいていただけに今日はうれしいやらくやしいやら。西岡、今江は少しレベルに到達していない。前回の韓国戦でも、あそこでホームランを打つというセンスのなさ。ランナーを出すことがどんなに試合を動かすかについて、あまり理解できていないのか、たまたまホームランか。おかげで多村もホームランを狙ってしまう。スモールベースボールの象徴が西岡なのに、ああいうプレイに出ている。日本シリーズの今江の素晴らしさは、徹底的に右を狙っていて、インコースに甘く来たら思い切り叩くという姿勢を貫けたところにある。
イチローには感心した。今回は彼のチームだ。王がそんなことを話していた。イチローに出会った分子がどんな運動をペナントのなかで描いていくか、実に楽しみだ。
野球はいいなあ。やっぱり、ボクは3の遺伝子の世界に生きているんだ。