世界ノルディック

ケーブルテレビでファイターズ対ジャイアンツをやっていた。育成選手から昇格して支配下登録選手になった松本が出ていて、左投げだったのかと思ってみたり、阿部がはまったときは飛ぶなあとか、何となくぴりっと感がないのはジャイアンツに主軸がないからかと思って、そうか、小笠原と谷が主軸かと意外な気付き方をして、最後に、はたと思い当たったのは、札幌ドームで野球をしているっていうことは、世界ノルディックが終わってしまったと言うことか。何て寂しい展開だったのだ。これだけメディアが反応していないのもたまらない。スペシャルジャンプだけだものなあ。夏見円をもってしてもダメか。確かに、ビーチバレーの浅尾美和をもってしても競技は中継されないんだから、そんな程度のものか。
娯楽とは何と文化性の低さよ。
あの「ハンカチ」くんでさえ、早稲田合格決定の、将来は教師か、アナウンサーという発言ですっかり潮が引いている。メディアはもちろん、国民という名の節操なく、移り気な人々は、彼の4年間は来るべき球界のエースのための助走だと思っていたみなさんさえ、ハンカチくんがわからなくなった。田中、大嶺の初対決も「ハンカチ」世代と書かれたが、いっそ「マー君」世代がいいんじゃないかと思わせた瞬間だった。
娯楽は、いよいよ敏感である。瀬はわずかな日照りで瞬く間に枯れ果ててしまうのだ。
そろそろ、クロカンでも解禁するか。遠くの野原に行かなくてはならないのは困りものだが。栂池自然園あたりでどうだろう。いっそ、フライキャスティングでもして、雑誌に投稿しようか。