休日の仕事

工事の立ち会いというまったく手持ちぶさたな仕事の一日。
地上波でレッドソックスヤンキースの最終戦をやっていたので、午前中はそれで暇つぶしができた。
先発が両方とも40代のロジャー・クレメンスカート・シリング。もうこの両雄の対戦はないんじゃないのかと思わせる。それに見合った投球が続く。序盤、松井欠場に代わってレフトに入ったデーモンのエラーから1点を献上。レッドソックス、リードのまま、中盤へ。ヤンキースが追いついて終盤、先にクレメンスを下ろしたヤンキースに、ジーターのグリーンモンスター越えのホームランが出る。これがスーパースターだと思わせる勝負強さ。誰だったか、ジーターの凄さはいつでも内側からたたけることと言っていた。なるほど、それがよくわかる。変わらぬプレイができること、それがプロの凄味だ。
4対1がこの試合にとってどんな重さかを感じさせシリングは降板。ところが、レッドソックスにもホームランが出て2点差。この1点の重みがどれほどかは、見ているものにひしひしと伝わる。
やがて、9回。マリアーノ・リベラの登場。以前の絶対的な力のないクローザーの登場に、さっきの1点がよぎる。案の定、1点を献上。4対3。1点取られて死球。リベラの不安定感がスタジアムを昂揚させる。なおも逆転のランナーを背負ったまま。フルカウントから四球で満塁。ここで、オルティーズ。こうでなくっちゃ。何とか、ショートへのフライに仕留めて、スタジアムを沈黙させる。ジーターの吠えるようなガッツポーズで何とかヤンキースも一矢を報いる。
このゲームの途中、トーレのコメントが紹介される。「クレメンスの1回の失点はストライクゾーンに慣れていた」といった内容で、要するにジャッジが不安定だと皮肉っている。しかし、それがベースボール。あんなのではプレーができないと愚痴らない。プレーヤーのエラーがあるように、ジャッジにもエラーはあって、それがゲームを左右することもある。なぜなら、それがベースボールというゲームだからだ。これはゴルフではないし、裁判ですらない。相互監視も、告訴もそぐわない。
そういや、かつて伊達公子シュテフィ・グラフを破った一戦で、微妙な判定に「おばさーん」と叫んだ。そういうのもいいな。イチローさん、ぜひ「おじさーん」とやってください。
ぎりぎりのゲームはおもしろい。8対0ならまだしも、12対2なんてのはどうしようかってところで、富山サンダーバーズは基本10対6ぐらいのゲームは平気でるからなあ。レベルの向上でそれは少なくなるようだけど。BCリーグも来季、福井、群馬が参戦。おもしろくなるぞ。現在参戦中の県に比べれば、福井も群馬も強豪校があるからね。
久しぶりにだらだら書いた。
暇な一日は、こうなる。むしろ、冗長。