文房具

富山市で仕事があったので帰りに文房具屋さんに寄った。今使っているイヤープランニングが12月切りなので、会計年度・事業年度を3月までになっているボクには少々不便なのだ。3月までのものがあったらいいなと探しにいったのだ。
確か、駅前にあるマリエ富山の5階にあったと思ってエスカレーターに乗る。ここはこの時間学校帰りの高校生が多い。寒くなったのに、生足で、そのくせ首回りはバーバリーで包まれアンバランスも甚だしいが、それが若さなんで、それもいいやと眺めていた。目的の階に来ると風景がおかしい。駸々堂だったはずが、エスニック衣料雑貨店になっている。撤退したんだ。いいディスクでも覗こうと思っていたんだが、もうCDさえ店頭売りするには坪売り上げが足りなくなっているのか。時勢かと目的の店を探そうとするが、あれ、オリンピアがない。何か雑貨店になっている。目的のリフィルもない。駅前は仕事人も多いので、手帳のバリエーションはそれなりにあるのだが、システム手帳がない。
仕方なく、無印良品のものにするかと覗くが、ここにもシステム手帳がない。富山県民はシステム手帳を使わないのか。
では、と向かったのが駅の文房具屋。小さい店だが、それなりに本が揃っていて、その昔、エスパルスに在籍した加藤久に教えたことがある。しかし、ここにもカレンダーはあるが、リフィルもシステム手帳もない。一体、富山県民はどんな手帳を使っているんだとレジ付近を見ると、富山県民手帳というのを売っている。どうやら県が発行しているらしい。レジ前ということはそれなりに売れているんだろう。ほぼ日手帳が手に入らない富山ではそういうこともありかと思うが、あまりにもあまりにも何だぞ、その手帳では。
落胆しつつクルマを走らせ、途中の大きな本屋に入るが、ここにもない。結局、魚津市まで移動。ここのオフィスボックスという文房具屋さんでわずかに展示されたリフィルを見るが、目的は果たせず。でも、ここはなかなかよいものを揃えていてカスタマイズできるシャーボやら、万年筆も並んでいる。この程度は当たり前だぞと思いながら、文具に豊かさを欠くのは、文化に豊かさが乏しいことと同じだぞとつぶやいた。ラーメン屋の看板は多いのだが。
いい文房具屋をもつのは、地域力の高さを示している。
ミスド行くとあんなにたくさんの人がシステム手帳を開いているんだけどなあ。