東芝の広告

HDD搭載のDVD機は従来どおり使えますという東芝の広告はずいぶん切ないものがあった。気の毒に勘違いが多いのだろう。東芝製のHDDはそこら中に出回っているのに。
朝日新聞での山根一真氏の投稿で、8ミリビデオをソニーがすでに生産終了している事実を知った。となると、VHSのカメラ、VHS−Cのカメラなど、もう手が付けられない状態なのだろうと思う。そのことで大きな文化遺産が失われる可能性を指摘していた。どちらの状態にも気づいていないのは、ボクがビデオカメラを持っていないからで、また、VHSビデオを持っているが、録画にしか使わないため実害がないからだろうか。最新のものはカーナビくらいかと思ったが、地上デジタルに対応していないので、それとてもう買った時点で古くさいのである。
そおいうことで言うと、リコーのGRデジタル。欲しい。変わらないデジカメがようやく出てきたのかと感じさせる。ニコンのCFで木村拓哉が「ボクの宝物」なんつって一眼デジカメを撫でて、バカが唇まで寄せているが、モノフェチはあの機械では納得できない。かつてのニコンが醸し出した色気には到底及ばない。高機能、高性能がモノへの愛着を生むというのは大間違いなのである。あれ見ただけでニコンが欲しくなるのは、広告のチラシをにぎって5個100円のコロッケを買うユーザであろう。いや、そのあたりの市場を開拓する意図があるのだとすれば、ニコンが一枚上か。
さすれば、録画再生専用機として、HD−DVD機の購入もありか。ま、そこまで無理する必要はないか。録画したHD−DVDのディスクを持ち出せないし。ならば、HDDといっしょだもの。