三峯

朝、新雪。山ではなく、自宅の回りにも積雪。快晴。
外に出るタイミングがなくなって昼過ぎから、聖地、三峯へ。幸い林道は除雪が入っていて、すんなり駐車場まで。積雪は50センチ以上はある。昨日からの新雪も5センチほど。標高300メートルばかりでこれだけ違うものか。

先行者のスキーの跡と、かんじきやスノーシューの踏み跡。林道ですれ違った人たちらしい。

久しぶりに、モロトの細板にシールを貼って出発。靴も、革靴。テレマークらしいというよりは、三峯にお似合いである。

雪は重く沈み込む。滑るのがけっこう難儀しそうだが、とりあえずと山頂まで詰める。途中喘ぎながらの登はん。弱くなったなあ。シール付けると一気に上ろうとするので、いよいよそんな調子が出てくる。

ボクが勝手に「じいちゃんの木」と名付けていた大きな一本立ちの木がどうやら折れてしまったらしい。スキー100年、これからはボクらが歴史を刻む番かな。

展望台で、ちょっと一休み、山頂から林道までは、ちょっと滑走という感じではない。木が多く斜度もあり、無理。何とかなるだろうとシールを外し、風景を味わいながら、サッポロのノンアルコール。苦いのはいいが、わざわざ苦味を入れているらしく、妙な甘みと相まって後味がよろしくない。ちょっと期待していたが、苦くて辛いのはよいとしても、後味は困ったものだな。アサヒのよりはうまい。


ダウンヒルは案の定、全く旋回できない。足を取られながらホウボウの体で下る。こういうのも悪くはない。
でも、1回で終了。

今年はずいぶんアルペンもしたけれど、ヒールフリーはいいなあ。軽いし、平らなところでさえ自分のフィールドにできる。
A川までくると、いやあ、調子良さそうだな。
昔、上州屋にいたHくんが卒業旅行にきていて、ボクのロッドを貸してあげてヤマメを釣ったのはこんな頃だったなあ。それがご縁で富山の店にきたんだそうな。どうしているかな。

春の川で、ヒールフリーとフライフィッシングというボクらしさを思い出した。