つらい

朝、全く動けそうな感じがしなかった。あることが心にひかかっていて古傷のような病が出てしまったらしい。結局、ぼんやりと数時間過ごして電車へ。
電車に乗ると、どうやら大学生世代が男女数人ずつのグループで相乗りムード。にぎやか。黒部に着くと「黒部ダムは見えないか」とお約束。ボクらも他ではそうなのだろう。
そういうのを子守歌にして、眠る。
意識が遠くなりかけて、そのまま入眠。なりかけたところまでは記憶している。気付くと、左頭の頭頂部に近いあたりに痛み。時々こういうことがある。起きがけの血のめぐりの悪さらしい。
以前気になって調べてもらったが、何もなく、むしろ、熟睡していないことからくる障害だろうということだった。
病気にならなくらいの不調をいくつか抱えている。
環境を変えないとよくならないな。
胃が痛いとか、風邪を引いたという症状が少なくなった代わりに、こういう病気手前の感じが不安を呼ぶようになっている。
こんな日に限って仕事は忙しい。どっと勢い込んで仕事する。そのまま、懸案だったあることがあって、それを何とか笑顔で乗り切ろうと思っていた。しんどいのはこの後なのだが、苦労をかけた友人にとにかく笑顔で、あの頃と変わらない様子で接することができた。彼は、ボクらの立場をよく理解してくれていた人だった。後任になってよくわかる。
行政マン、あるいは、事務屋にはなろうったって年相応になれるわけがない。逆に、行政マンにできないことをいくらでもこなせる。餅は餅屋なのだし、そば屋とそば打ちは別人だ。
へたって帰ってきて、「白い巨塔」を見た。プライド、そんなものは、ボクらはとっくに、ない。あるようなら、こんな仕事、いつでもわめき散らして誰かに押しつけてしまう。
下積みのようなものだと思うことがある。いずれ、どこかのポジションに付くための、これは布石であり、修業であると、そう考えることもできる。だけど、ボクら出向組には関係ない。もともと、こういう業種の人間ではない。総合職ではないのだから。
仕事に夢を抱かなくなったら、疲れだけがたまるのだ。
明日は、かろうじて、自然の中の施設の会合。おもしろいこともあるが、いい空気が吸える。