息子たちの野球

長男は2度目の登板。内野から外野に転向してから野球を楽しんでいる感じがある。
次男坊は久しぶりの勝利に飛び上がっていた。主将なのでそれはひとしおなのだろう。きっと厳しい野球を要求しているんだろうと思う。だけど、ストイックでないスポーツだったら勝者も敗者もあんなに美しくは見えまい。
デジカメの画像だが、少しビデオを撮った。
ビデオを練習に取り入れるのはしばしば行われているがけっこうくせ者。
ここがこうだとか、ああだとかクリニックに使われるが、本来は、自分が身体感覚として持っているものと、実際に身体表現として現れているものの差を確認する定量的作業である。イチローがしばしばイメージとフィジカルのフィットというが、それはまさしくそんな部分にある。まず、そのことを確認して、それから適切な体術の表現に向かうための分析を行う。
多くの場合、ここが悪い、あそこが悪いといって修正をかけるが、そもそも身体感覚とずれているので、身体感覚としての調整が効かない。マシンではないのだから、センサーとしてフィードバックするものを自らの感覚に取り込んでおく必要があるのだ。
そこらをわかっている指導者は多い。が、野球を観戦している親御さんたちには、たとえ野球の経験があったにせよ、そのあたりが明確でない場合が多く、ボクのような野球経験のない言葉は独特の世界に流通しない。少しもどかしくもあるが、仕方ない。