復習

革靴細板テレマークってのは、時々振り返らなくてはならない原点のようなもの。というよりも、もしかしたらそっちに戻れないのではないかという不安が、しばしば訪れる。最近ではテレマークらしさを求めて、プラブーツカービングからテレマークに入った人がわざわざ革靴細板を手に入れる場合もあるようで、もともとそう思っていたが、細革で何とかしようとするテレマーカーは基本的に敬意の対象となる。
で、今日は、ドロミテというトップ、73ミリくらいの板と、クリスピーのスーパーという革靴を持ってシーサイドバレーに。午前中はおそらく天気が悪かろうと思って、午後だけにする。その感覚は的中していて、雪が多くて一部がオープンしていなかったらしい。
適当に雪が積もって調子がいい。晴れたり、霧が沸いたりだが、降り込むほどではない。
細革ではまずパスカング。テレマークポジションの点検。入れ替えの感覚を確かめる。それからパラレル。そして、1ステップ。山まわり。谷まわり。アンギュレーションとローテーションの動きのチェック。それからシュプールの安定感を確かめて、スタンスをいろいろ試す。
幸いなことに、しっかりと滑れる。レースのような滑りもある程度可能。靴には違和感がない。プラブーツより疲れないのは、多分、トップスピードが足りないからだろう。
パウダーにも入る。
パウダーでスキーをなくして途方に暮れている人がいて、板を探してあげた。ゾンデが付いているので、役に立って少し得意。「諦めました」とおっしゃったが、見つかってよかった。
ノーストックもずいぶん練習。上体の挙動をいろいろ試す。
午後4時30分。休憩を除いて、4時間は滑った。足がぱんぱん。
テレマークの軽快感を楽しんだ。いいよね、ああいう板。あれを味わわないでテレマークしている人が気の毒だと思うくらいです。
来週は、ファットもって、シャルマンに行きます。
やっぱり内足をしっかりと踏むのが大切だね。ようやくわかってきた。スクールで始めた人には常識かも知れないが。