いい本を読んでいる

評論というのはいつだってわくわくする。ボクはどうやらこうした挑発的な文章が向いているようだ。アナキズムの本だが、ボクは少し勘違いしていた。「無政府主義者」であって「反政府主義者」とは少し違うということだ。実に単純にボクはトロツキーに向き合えなかった。
電車で読むような本じゃないのかもしれないけどね。
駅の本屋がおもしろいコーナーを作った。思想書ばかりのコーナーだが、これがけっこう好評。歎異抄もあれば、懐かしいポストモダンな本もある。「転向」なんて書いてある、ほぼ死語のようなものまで平気で一番いい場所に並んでいて、それがけっこう40年輩のおたく世代が並んで立ち読みしている。かと思えば、日本で一番就職率のいい大学(ズームアップ現代で紹介された)に通っていると思しき大学生が「指針」を知らずに、教えてもらっている光景を朝、見た。説明も下手くそだったが、意外と面食らったのかも知れない。