宿泊学習のお手伝い

宿泊学習のお手伝いをして、その打ち上げ。いろんな反省点があったのだが、そのなかで気になったのは、管理的手法は結果的に奏効しないということである。きまりを守って云々というやつ。どんなやり方でも充実した活動には、そうした管理的な機能が参加者に勝手に働いてしまう。活動を作るには必要不可欠である、活動が参加者、この場合には子どものものとして咀嚼され、作り上げられている限りは、きちんとしたり、ちゃんとしたりすることに腐心する理由はない。
他のやり方に対する検討があったのだが、「スタッフ方式」とか、「ファイヤーロード」などといった、かつて学校に勤務していた頃にやっていたものが人の口から出てくるとなかなか笑えてしまった。どうやら、いろいろに広がっているらしい。
その発案がボクだと言ってしまうことには、多くの人々の実践と知恵、能力といったものに対して不遜である。だが、わりに早い時期にそうした取り組みをやっていた。プログラムというつもりもなく、子どもたちが何かを作り上げる過程で生まれてきたもので与えたものなんかじゃあない。それゆえ、その後パッケージとして使われてきたアクティビティにはむしろ不幸さえ感じる。
だけど、なかなか醸成しない野外体験活動の実践のなかで、酒を介してとはいえ、こうした真摯な評価ができたことはうれしい。
今回、ボクにやらせてもらえたバックヤード業務のうち、キャンプファイヤーの新しい組み方と、いわゆる「蜘蛛の巣」についての新しい知見は財産になった。