ロケ終了

濃い１週間。堀朱里をモニター越しに見ていたが、やはり、こういう仕事をする子は違う。表情があふれてくるのだ。甘ったるいしゃべりも、次第に役柄に合ってくるから不思議なものだ。ロケ期間中、東京、大阪を往復。連日深夜までのロケ。役者とは過酷な仕事だ。スタッフはもっとつらいが。
いろんなところでロケをしたので、また「テレビのロケなんて勝手なやり方をするものだ」みたいな感想が方々から寄せられるのだろう。日常を切り取って、はい、ドラマです、なんてそんなものはとても見れるものにはならない。切り取り方、つまり、作画こそが命の映像ワークはいろんなことに妥協できないのだ。そうやって、一番意図に合ったものを醸し出す。空気まで撮影しちゃうんだとはっきりと感じた。だから、オーラのある人や場所が必要なんだな。トポスなんてことばを思い出した。シナリオのことばをぎりぎりまで絞り込んだことも、面白い体験だった。ボクらはことばの意味を看過しすぎる。空気を聞いて、ことばを見ているんだ。逆だよ。ようやく気付かされた。
ボクの役割も終わった。
長男がテレビ局まで着いていった。すっかり、プロの仕事に魅せられたようだ。可愛がってくれたスタッフに感謝。
夏が終わる。
落合扶樹出演作。古手川祐子さんの長男役。「蒼のシテン」と性格的にかぶるけど、「蒼のシテン」の方が落ち着いていて、微妙な動きがよい（と思う）

ジイジ ~孫といた夏~ [DVD]

まだ、出ていないけど。出たら買おう。買ってあげよう。長男は買うな（笑）

堀朱里 mango !! [DVD]